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【英検1級リーディング】あなたは「楽しく賢く」学習してますか?――スピーキング対策にも

英検1級は国内で実施される英語試験としては、最高レベルのもので、年間合格者3000人ほどという、難易度高い試験です。対策教材は限られますが、できるだけ安く、楽しく英検1級の対策をする方法をかつていくつか紹介しました。今回は、おすすめのリーディング教材についてです。

問題集はおすすめしない

英検1級のリーディング教材として、市販のリーディング問題集を利用するのは、あまりおすすめしません。ここで言うリーディングとは、語彙問題を除いた、長文の読解問題のことです。

まず1つめの理由は、1級のリーディングに特化した問題集は現状、旺文社が出しているものしかありません。問題集としてのできは普通で、良くも悪くもないという感じです。

普通に対策をする分には、本番形式の問題は、過去問だけで十分だと思うので、読解の専用問題集はあまりおすすめできません。リーディングは、とにかく、英文が読めれば分かります。それには、普段から多くの洋書を読んでおくことが必要です。

1級を受けるレベルの人なら洋書の選択肢も多いはずです。わざわざつまらない教材を選ばなくてもいいと思います。

かといって、はやりの小説だけ読んでいたり、英語字幕の映画ばっかり見ていても、英語力は確かにつきますが、英検1級の実際的な対策にはあまりなりません。英検1級に物語文やエッセイが出ることはなく、もっと学術的な内容や専門誌にあるような文章が多いからです。

英検1級におすすめリーディング教材

英検と相性がいい語学教材は、なんといっても、TIMEやThe Economistなどの高級英語雑誌です。これらの英語は非常にレベルも高く、英検によく出る語彙やテーマを多く含んでいます。私も1級を受験する前後、The Economistを3ヶ月だけですが購読していました。

こうした雑誌を読むのはなかなか1級レベルの実力があっても難しいものです。特にThe Economistはイギリスの知識層が好むような難しい言い回しも多く、深い背景知識が必要であったりするので、なかなか読みこなすのは難しいものです。

私は3ヶ月だけ購読しましたが、最後の方は、時間もなかったこともありほとんど読まなくなっていました。1冊の値段(1000円ほど)を考えるともったいなかったと思います。そして、なんとなく英語雑誌を読んでいるのはかっこよくもあり、また、気恥ずかしくもあります。

もっと気楽に読める読み物で、英検向きの教材はないかなと探しているときに見つけたのが、オックスブリッジの入試問題を扱った次の本でした。

この本のいいところは、次のとおりです。

・学術的な幅広いテーマを扱う

・英検1級にでる語彙を多く含んでいる

・英検のライティングやスピーキングに必要な背景知識が身につく

・堅苦しさはなく、楽しく読める

この本は、オックスブリッジの面接試験で聞かれた質問をあつめて、筆者がそれぞれの質問に対する答えを考えるというものです。入試を扱ったものですが、堅苦しいことはなく、筆者の独特のユーモアもあって、楽しく読めるようになっています。この点が何より普通の読解問題集にはない特徴ですね。

ちなみにこの本は日本語訳も出版されていて、結構話題になっていました。

この本に含まれるテーマは、科学、文学、政治、経済、芸術など多岐にわたり、英検の読解問題によく出るような内容を多く含んでいます。英文の難易度も1級受験者ならちょうど楽しんで読める程度のレベルです。

そして、英検の代名詞である語彙問題に頻出の難単語も結構出てきます。『パス単1級』や『究極の英単語vol4』を勉強したら、この本はかなり楽しく読めると思います。

全体的には気軽に読める本ですが、ところどころ、現代社会に関して、かなり深い問いを投げかけてきます。決して重苦しくなることはないのですが、こういった問題に考えることは、1級の英作文や面接につながる背景知識になる情報をインプットするいい機会になるでしょう。

特に、英検1級は、他の英語試験と比べても深い背景知識が必要となるライティング・スピーキングがあるので、現代社会にまつわる様々な問題についていろんな角度から考えておくことは大いに役に立ちます。

しっかりした背景知識さえあれば、英検1級の面接なんて、それほど恐れることではありません。合格するだけなら英語ペラペラという感じではなくても、自分の意見を真摯に伝えることができるのなら可能です。

しかし、こういった知識を身につける手軽な教材はあまりありません。読解問題集は味気ないですし、英語雑誌は難しすぎたり、購読にお金がかかったりします。そこで、おすすめなのがこのJohn Farndon氏の本です。結構本国でも人気だそうで、続編も出ています。

読み終わるのはそれほど時間はかからないと思います、勉強の合間にでもぱらぱら読んでいったら楽しいと思います。

まとめ

英検1級用の教材は、他の級に比べて数が非常に限られます。そのなかで以前は、5000円でできるだけ楽しく合格する方法や、YouTube動画を使って楽しく背景知識を身につける方法を紹介しました。

今回は、洋書を使って、もっと気軽に、暇なときにぱらぱらとめくれる書籍を紹介しました。この本はなんだか、世の中の(時にはしょうもない)疑問について、徹底的に専門知識を駆使して解答しているところがあるので、あの『空想科学読本』と似たような話になることもあります。文系人間ですが『空想科学読本』の大ファンである私はけっこう楽しんで読みました。

どうせ学習するなら、できるだけ楽しい本がいいに決まっています。私の語学のテーマでもあります。もし興味を持った方は、翻訳だけでも本屋でぱらぱら見てみてはいかがでしょうか。

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