ケンブリッジ英検

【ケンブリッジ英検と英検】私のスコア比較 CEFRで英検を参照すると…

ケンブリッジ英検は、英語の試験としてはおそらく唯一、CEFRに完全準拠したもので、英語力の語るときの基準として有用です。今回は、私が今年受けたケンブリッジ英検と英検(実用英技能検定)のスコアを比べてみたいと思います。受験体験記と振り返りみたいなものです。

ケンブリッジ英検受験記

私がケンブリッジ英検を受けたのは2018年の10月でした。受験級はCAE(Advanced)です。私自身2回目のケンブリッジ英検の受験でした。前回は4年前にFCE(First)を受けたのが最初で最後でした。

対策

それ以来、ケンブリッジ英検は若干の仕様変更がありました。かつてはReadingとUse of Englishは別時間でしたが、現在は試験自体は統一されていますが、スコアは別々に出てきます。

今年CAEを受けるにあたって、8月から2ヶ月ぐらい対策をした上で10月受験しました。具体的な対策は、過去問をReading and Use of Englishセクションで8回分、Listeningセクションで3回分解きました。

ライティングは試験1回分(エッセイ2本)をやったぐらいです。スピーキングは過去問のインタビューの流れを試験直前に1回さらったという感じです。

ケンブリッジ英検は、英語力を判定する試験としては、非常によくできたもので、長い試験時間の間に様々な英語技能を多様な問題で試してくれます

ライティングに要する時間なんて、日本の英検の3倍ぐらいはあります。それは一方で、ケンブリッジ英検に対する特効薬的な対策はないということです。

過去問を数回やって問題に慣れておくぐらいが、精一杯の試験対策です。英語試験は、質が上がるほど簡単に点数を上げる方法はなくなるのが一般的です。簡単に点が上げられる試験で本当の英語力を見極めることができるかと考えたら、そりゃあ、そうはいきませんよ。(そんな試験の方が人気は出るものなのですが。)

スコアの出方は、問題の難易度によって調整があるそうですので、同じ基準で全受験者を比べられるようになっているようです。

 

スコア

そんな感じで臨んだ10月のCAEの私のスコアは188でした。これだけではなんとも言えないと思うので、内訳は以下の通りです。

ケンブリッジ英検では各技能ごとにCEFRのどの段階であるかを示してくれますC1にあたるのは180-200のところです。トータルスコアは5つの技能の平均値となります。つまり、リーディングでB2レベルだったとしても、他がC2レベルだったりC1の上級レベルだったりすると全体はC1レベルぐらいになるということです。

私の英語力を考えると、純粋なReadingセクションはB2レベルとなっています。あらら。これはちょっとショックではありました。

ケンブリッジ英検のReadingはPart7に文章の抜けている段落を補充するという形式があるのですが、ここは、一つの空欄に一つの段落を選択肢から当てはめていかないといけないため、1つ間違えると他にも間違えることになる可能性が高くなり、大量失点につながりかねません。おそらくここで私は得点を多く失ってしまったものと思われます。ケンブリッジ英検、恐ろしや。

Use of Englishは一方で最大の210点となっています。これも以外。210点=満点なのかそこのところはよく分かりませんが、最大の点数です。

以下では便宜上、ケンブリッジ英検のリーディングスコア=ReadingとUse of Englishの平均としたいと思います。独立してスコアは出てきますが、これらの2つはどちらも他の試験ならリーディングセクションで出てくるような問題で構成されているからです。

ということで、私のリーディングスコアは、便宜上次のようになります。

リーディングスコア=(177+210)÷2=193.5

リーディングはCEFRのC1の少し上の方という感じでしょうか。

ライティングはスコア190ですので、C1のちょうど真ん中ぐらというところです。

リスニングはスコア184です。C1の中では下の方です(ケンブリッジ英検のリスニングは、体感では英語試験の中で難しいです。)

スピーキングは180と一番低く、C1にぎりぎりかかっているというレベルです。

トータルは平均して188となるわけです

ケンブリッジ英検CAEには、合格の段階があって、次のように分けられます。

Pass at Grade A
スコア200-210

Pass at Grade B
スコア193-199

Pass at Grade C
スコア180-192

Level B2
スコア160-179

合格はA~Cのように分けられ、最高位のGrade Aで合格したら、CAEの試験でもC2の証明書がもらえます。一方で、不合格でも、スコアが160を超えていたらB2の証明にはなります。合格不合格だけではなく、スコアによって評価とその証明がもらえるのは、留学や就職で使うつもりの人にはありがたい措置ですね。

私は188だったので、Grade C合格ということになります。正直、Grade Bを目指していたので残念ですが、実力通りのスコアになった気がします。

ちなみに、4年前FCE(B2レベル)を受けたときは、Grade B合格で、あと3点でGrade Aというところでした。

 

先にスコア比較表

では、ここからは、英検のスコアと比較しましょう。

先に、結論から書いておきます。

CAE 英検1級
満点(各技能) 210 850
C1ライン 180 676(RWL)
602(S)
私のスコア
R 193.5 728
W 190 788
L 184 725
S 180 608

どちらの試験でも合格ラインをC1ラインとしています。英検のRWLは合格基準の2028を3で割った数です。英検2次は合格基準が別で出ます。今回は602でした。

 

英検1級受験記

対策

私が英検1級を受けたのは2018年の6月(2次試験7月)でしたので、ケンブリッジ英検を受けた4ヶ月前ということになります。準1級はその一つ前の2018年1月に受験していて、それが英検の初受験でした。(このときの実力は、準1級はぶっつけ本番でかなり楽に合格できるぐらいでした。)

1級の対策としては、1月の準1級1次試験が終わってから、本格的に始めました。勉強期間は5ヶ月ほどです。単語を覚えて英作文の問題集を買って、主に勉強していました。単語は主に通勤退勤中の電車の中で学習し、家に帰って英作文や面接のの練習をするという感じでした。

 

スコア

英検は合格不合格と共に、各技能を絶対的に測定する基準として、数年前からCSEスコアというものを導入しています。1級では4つの各技能850点が最高で、合計3400点満点でスコアがでるようになっています。

私が2018年6月に受けた英検のスコアは以下の通りです。

リーディングにおける英検の特徴は、なんと言っても25問に渡る語彙問題です。リーディングのCSEスコアは728となっていますね。ここがおおきく英検のスコアを左右します。ちなみにこのときの私の正答数は、語彙問題23問(25問中)・読解問題13問(16問中)でした。合計36問(41問中)です。

一番得点が高いのはライティングで、CSEスコア788となっています。英検のライティング評価には4つの観点によって採点されていて、その内訳は次の通りでした。すべて最高は8点です。

内容 8点
構成 8点
語彙 7点
文法 7点

合計 30点(32点中)

英検のライティングは書くときの方が決まっていて、練習したら結構簡単に高得点がたたきだせます。これは受験者にはありがたいですが、一方で試験としてどうなのかという批判の対象になることもありますね。

まあ、印象として、英検のライティングの採点は思ったより甘いなという印象をもつ受験者は多いと思います。

リスニングはCSEが725となっています。ほとんどリーディングと同じ点数ですね。英検1級のリスニングはケンブリッジ英検CAEに比べたらずっと簡単です。

私の正答数は、23問(27問中)でした。残念なのは、Part 4のインタビュー問題で2問とも落としたことです。これでスコアは一気に下がった気がします。

スピーキングはCSE608でした。スピーキング対策としては、英作文のテキストを何度も音読していました。結果は本当にぎりぎりの合格というところです。ケンブリッジ英検のスピーキングでもぎりぎりC1だったので、こちらは英検でもほぼ同じぐらいという測定結果ということになりますね。

 

まとめ

比べてみると、英検の方が、ライティングのスコアは上がっていますが、概ねどちらの試験も似たような点数になっています。英検も「それなりに」ですがCEFRの試験と相関がありるといえるのでしょう。

ではこれをCEFRの証明で使えるかと言われたら、それは各機関が判断することですが…。

試験の内容や構成も結構違うので、比較したところで、比べるのは難しく、いかんともしがたい、という結論しかでません。長々書いても言えるのはそれだけです。

そのうちIELTSとTOEFLのスコアを今回の2試験と比較する記事を書くつもりです。

試験としてはやはり信頼度が高いのは私はケンブリッジ英検だと思います。これを信じられなくなったら正直英語試験はどれを信じたら良いのかもう分からなくなります。

そういう基準を知るという意味でも、日本で人気の英検やTOEICだけでなく、世界でより広く認められた試験を受験しておくことは有用だと思います。

 

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