英語に限らず、現代は学校社会でもコンピュータを使ったICT活用型の学習が大々的に導入されています。語学でもスマホやタブレットを活用した学習方法は日々洗練されてきている印象を受けます。
では、こういった電子機器や端末と語学のうまい付き合い方とはどういうものでしょうか。今回は、ぼくがどのような道具を語学に使っているか紹介したいと思います。ただそれだけの他愛ない記事です。
Contents
電子辞書は使わず
まず、語学に使われる電子機器としては、長い間、電子辞書ぐらいしかありませんでした。単語の意味だけを表示する簡単な電子辞書は結構昔からありましたし、カラー画面の電子辞書も10年以上前から販売されていました。
たくさんの辞書が収録された電子辞書は、TVショッピングでも一時期はよく見かける商品だったと記憶しています。「旅の○○語会話」から「家庭の医学」なんかも収録してるということを宣伝文句にしている商品もありました。
多くの学習者にとって、早引きができて、単語を発音してくれる機能が使える電子辞書は、画期的な学習ツールだと思います。最近はいろいろと進化した機能が搭載されたものも出回っています。
でも、ぼくは、電子辞書は使っていません。使ったことはありますが、すぐ使うのをやめてしまいました。理由は単純で、紙の辞書とスマホがあるからです。
学習では、ぼくは紙の辞書を基本的に使っています。理由はいろいろあるのですが、一番大きいのは好みですね。
紙の辞書は、書き込みなど自由度が高いし、いろんな情報を一気に観ることができるところも好きです。ただ一番は、紙の質感というか、本としての形がなんか好きなんですよね、こればっかりは単純な好みです。
引くスピードも、慣れればそれほど電子辞書と遜色なかったりします。紙の辞書は時間がかかる、という人は、紙の辞書を引いた経験がそもそも少ない人が多い気がします。辞書を引く経験を多くしている人は、結構引くのも早いです。
基本的に紙の辞書が電子辞書に対して本当に劣っている点は、持ち運びしやすさだけだと思っています。
スマホ、強し
電子辞書は使っていませんが、ぼくはスマホの辞書はよく使います。タブレットにも語学辞書だけで20種類以上はダウンロードしています。スマホの辞書のメリットは、圧倒的な情報量の多さです。
オンライン辞書の収録語数は紙の辞書の数倍から数十倍ですし、新語にも対応しています。用例・例文も圧倒的に多いです。発音もしてくれますし、コンパクトですし、携帯性は抜群です。というか基本的にどこにでも持ち運ぶものですしね。
スマホは辞書として使える一方で、最近はとても優秀なアプリもたくさんあります。暗記系では「Anki」や「英単語mikan」などは言うまでもなく素晴らしいです。「Terra Talk」などの英会話アプリなどもたまに触ってみたら面白いなと思います。
後は、書籍などの音声CDをスマホに入れて使っていますね。スマホで再生すると好きなところで止めたり、飛ばしたり、聞きたいところだけ何度も聞いたりと操作がしやすいです。
最近はCDがついておらず、音声はネットでダウンロードという本も増えてきました。どちらかというとダウンロードの方が音声の入手がぼくはうれしいですね。CDをパソコンに一度取り込むのも面倒ですし、CDを再生する機器をもってないという人も今は増えたと思います。
タブレット、大きな「子分」

スマホはAndroidを使っているのですが、タブレットはipadを使っています。辞書をメインで使っていますね。
学生時代、アメリカ文学を専攻している学生で、とても優秀な人がいたのですが、かれはどんな辞書を使ってるのかと思って、こっそり彼のタブレットを覗いてみたら、ipad版の「英辞郎」を使っていました。それを見て、ぼくも同じアプリをダウンロードしたなんてこともありました。
最近はスマホの性能もよくなり、使う頻度が上がってきたためか、タブレットを使う機会自体は減ってきました。ぼくはmacよりもandroid, windowsが好きなので、スマホやノートパソコンの方が好みに合っているのかもしれません。apple storeのラインナップも魅力ではありますけどね。
パソコン、このサイトもサーフェスから
パソコンを語学で使うことは、スマホに比べたら頻度は減ります。ぼくは、youtubeの動画で英語を学習しようというときは、パソコンを使いますね。最近はとっても優れた動画コンテンツがあるので、使いやすいノートパソコンがあると、語学学習の選択肢・快適さはアップしますね。
ちなみにぼくはSurface Laptopを使ってます。使い心地やデザインなどは最高です。このサイトの記事もSurfaceで書いています。Office標準搭載であったり、持ち運びしやすく、一方で音質がよかったりと、本当にお気に入りの相棒ですね。
パソコンを使う場面のもう一つは、ライティング練習です。英検などの試験対策としてライティングの練習をするときはパソコンで書くことも結構多いです。早く打てますし、TOEFLなどのコンピュータベースの試験対策にもなります。パソコンで打っていたら文の切り貼りも楽ですし、語数も簡単に数えてくれます。(これは便利)。練習にはちょうどいいと思います。
まあ、たまに紙が恋しくなって手書きしたりもします。実際の試験はTOEFLを除いて手書きですからね。
kindle ほぼ1冊のためだけに買った
辞書もそうですが、ぼくは、紙の本が好きです。スマホやパソコンは活用するのですが、電子辞書や電子書籍リーダーはあまり興味がありませんでした。
なぜなら、スマホやパソコンには、アナログ媒体では絶対にかなわない機能がある一方で、電子辞書や電子書籍リーダーのメリットはそれほど紙に対する圧倒的な長所がないからです。強いて言うなら持ち運びのしやすさぐらい。
そう信じていたのですが、ぼくは最近kindleを買ってしまいました。kindleを買った理由は2つで、1つは「極限の英単語」シリーズがほしかったからで、もう一つは海外に行きたいと思っているからです。
「極限の英単語」シリーズは、アルクの『究極の英単語』という超基本語から英検1級レベルの難単語まで12000語を収録した単語集の「続編」という位置づけの単語集で、kindleで配信されています。これが読みたかった(読み物ではないですが)というのが、kindleに手を出した最大の理由です。
まとめ
基本的にはアナログ人間なのですが、こうしてみると結構いろんな機器を使ってますね。何を使ってどのように学習するかは個人の好みやスタイルが大きいと思うので、基本的には自由にやったらいいと思います。
ただ、ぼくが思うのは、学習が快適にできるツールや学習へのやる気を引き出してくれるツールは、積極的に活用するべきだと思います。そういうところにかけるお金はあまり無駄だとぼくは思いません。