ドイツ語

【ドイツ語中級】おすすめの「文法教材」を紹介 中級者に必要なのは?

語学において教材選びはいつだって悩ましいものです。第二外国語ともなると、情報は減りますし、一層どれを選ぶべきか分からなくったりします。そこで今回はドイツ語を学習の教材を紹介します。対象レベルは中級とされるB1-B2レベルです。

それより簡単な教材については以前の記事をご覧ください。

身につけるべき文法

初級の教科書をなんとか終了。基本的な単語は2000語ぐらいおぼえた。

さあ、次に必要なのは、既習の文法事項を深めつつ、読解や作文に役立つ知識を増やすことです。

具体的には以下のことです。

・文法的知識を深める

・基本構文を押さえる

・表現力を身につける

文法・構文を豊かに

文法的知識は、初級で習ったことのほんの少し上塗りをするだけでです。時制や接続法の用法を確認したり、実際に使ってみたりという作業です。

こういうときには、この文法事項を使うということを即座に判断できるまでにならないと中級者(B1-B2レベル)にはなかなかなれません。

基本構文は、文法と語彙のちょうど中間に位置する知識です。そういったものは、文法書にも単語集にもあまり載っていない割には結構使われるので、そこは外せません。

たとえば、文法事項として「接続法第Ⅱ式」というものを学習します。中級では、それを使った、さまざまな構文を理解できないといけません。

たとえば、次のような文です。

Gestern Abend hätte ich den letzten Zug beinahe verpasst.
(昨晩は危うく終電に乗り損ねるところだった。)

Er ist doch zu gebildet, als dass er so etwas täte.
教養が豊かすぎるから、かれにはそんなことできないよ。)

これらは、次のような構文上の決まりを知って置かないとうまく意味を解釈できません。

① 《beinahe+接続法Ⅱ式》→「あやうく~しそうになる」

② 《zu 形容詞 als dass +接続法Ⅱ式》→「あまりに~なので…できない」

このように、基本文法を広げた幅広い構文を身につけことのもレベルアップにはかかせません。

「ドイツ語らしい」表現

語順や構文が身につくと、「ドイツ語らしい」表現がどういったものか分かってきます。

同じような言い方でもここではこの語順がしっくりくるとか、この心態詞があったほうがいいとかいった感じのことが少しずつ分かっていくのが中級段階です。

文法的な知識を駆使して、ドイツ語らしく、適切に表現することを身につけていきましょう。

たとえば、「~がある」という時に、sein動詞を使うのかes gibt構文を使うのかということは、この段階ではなんとなく分かっていきたいところです。

確かに、心態詞の用法・前置詞・冠詞の使い分けなんて言うのはかなり難しいです。上級者でも難しいものですので、B2レベルぐらいなら、それほど深い知識は必要はありません。

ただ、心態詞だろうが、だいたいこう使うよね、ということは中級者ならそろそろ身につけていかないといけない段階です。

おすすめ文法教材

以下では、中級レベルの文法・構文・表現を身につけるのに役立つ教材を紹介します。

『独検2級・3級受験者のためのパワーアップ・ドイツ語』

文法を復習しつつ、さらに深めていくのにおすすめなのがこの本です。

その名も、『独検2級・3級受験者のためのパワーアップ・ドイツ語』中島耕太郎(同学社)です。

少し古い本です。

この本は、構文を中心に、ドイツ語の重要表現をうまくまとめてくれています。作りとしては伝統的な語学書といった趣で、地味な感じですが、内容はかなりしっかりしています。

ドイツ語2級・3級となっていますが、準1級の教材としても十分耐えられるぐらいのしっかりした内容です。

独検を受験する予定がない人でも普通に使える参考書兼問題集だとおもってください。

各項目は、文法事項別になっています。各章のおおまかな構成は次の通り。

概要→構文の紹介→例文→補足説明→練習問題

章ごとに独検の問題を使った章末問題が用意されています。

手堅い文法教材という感じで、一見退屈そうですが、かなり使いやすいです。

私は全例文を瞬間英作文できるまで音読したりしていました。

『しくみが身につく 中級ドイツ語作文』

続いて紹介するのは、清野智昭先生の独作文の本です。

著者の清野先生は、ドイツ語学習界では有名な先生で、ドイツ語関係の著書も多いです。以前はNHKのドイツ語講座を担当されていました。

数多くある清野先生の本で一番おすすめは、この『仕組みが身につく中級ドイツ語作文』です。

同著者に『中級ドイツ語の仕組み』という本があります。

こちらを理論編としたら、『中級ドイツ語作文』の方は、まさに実践編・活用編という感じの内容です。理屈を理解して、それを実際に表現として活用する橋渡しがうまくなされています。

ただの作文問題集とは中身は随分異なります。

この本は、日本語をドイツ語に訳すことを足がかりにして、ドイツ語の仕組みそのものへとアプローチしているという点が、普通の作文教材と一線を画します。つまり、この本は、言語の説明書であり、表現の手引き書であるわけです。

そのため、1つの問題に対して、2ページにわたる詳しい解説と説明があります。

読んで、書いて、練習する、そんな学習をしたいところです。

この本が終わってもっと練習したかったら、同じ著者の次の本もおすすめです。

内容は『中級ドイツ語作文』と似ているのですが、こちらは、日本語の表現をどうドイツ語らしく表すか、といったことに焦点が置かれています。

まとめ

中級までは、しっかりと揺るぎない理論を身につける。

それに超したことはありません。

その上で、多読、瞬間英作文の練習を通して習ったことを定着させるプロセスが大切です

今回紹介した教材は、どちらかというと理論重視のものです。これを読むだけでは、なかなかドイツ語が自然に使えるまではいきません。

これらの教材を終わらせた後は、多読でも、シャドーイングでも、作文でも、自分でどんどんやってみましょう。それができたらB2ぐらいのレベルには簡単に到達できます。

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