英検

【速報】2018年第3回英検2級(筆記)レビュー 難易度と解答のポイント 

1月27日に行われた2018年第3回英検2級を振り返ります。解答のポイントとなった点や学習方法について考えていきましょう。

語彙・文法

英検2級の第1問は次のような構成になっています。

語彙問題(単語)・・・10問

語彙問題(熟語)・・・7問

文法問題・・・3問

語彙(単語)

2級の語彙問題は全部で17問です。そのうち単語の問題が10問、熟語が7問です。

今回の試験で登場した、全選択肢の40語をアルクのSVLで参照しました。その結果が以下の表です。

SVL1=1000語レベル、SVL2=2000語レベル、・・・と考えてください。

SVLレベル 語数
SVL1 2 matter, march
SVL2 8 spread, common, private, intend etc…
SVL3 13 delay, insurance, violence, mineral etc…
SVL4 11 whisper, illegal, affection, preserve etc…
SVL5 4 participate, confusion, allowance, significant
SVL6 1 accidentally
SVL7 0
SVL8 1 coincidence

4択式である語彙問題は、選択肢4つのうち3つを知っていたら、ほとんど正答を選ぶことが出来ます。

今回の試験では、SVL4(4000語レベル)以下のレベルが34語でした。これは全体の85%にあたります。つまり4000語の語彙力があれば、10問ある語彙問題はほとんど正答できることになります。

中級レベルには欠かせない語彙ばかりなので、しっかりと抜けがないよう学習していきたいところです。

ちなみに、4000語レベルは、準1級に必要とされている語彙のおよそ半分にあたります。

準1級では8000~9000語の語彙レベルが要求されることが多いです。

語彙(熟語)

熟語問題は7題あります。空欄に当てはまる熟語を選ぶ形式と、一語を補って熟語を完成させる形式があります。

今回選択肢を含めて登場した熟語は以下の通りです。下線は正答。

(11)
in the moment
at its best
to the point
out of focus

(12)
name A after B

(13)
as long as
as far as
as much as
as well as

(14)
be considerate of
be confident of
be known to
be engaged to

(15)
shake hands
take cover
make believe
pay attention

(16)
be admitted to
be revealed to
be determined to
be frightened to

(17)
get ~ together with
get ~ over with
get ~ back from
get ~ away from

熟語問題の中でも(14)・(16)は単語問題っぽい問題でした。

どれもしっかり使いこなせないといけない熟語ばかりです。特に2級の語彙問題に出てくる単熟語は準1級以上の英作文や面接でとても役に立つ表現ばかりです。しっかり覚えてステップアップしていきましょう。

文法問題

文法問題は3題です。問われるのは基本的な英語の文法です。

今回は文法問題と言っても熟語や成句を扱った問題が多い印象でした。

(18)
分詞を含む熟語 end up doing

(19)
複合関係詞 whoever

(20)
比較を含む熟語 no more than

(18)(20)の2つは熟語・語法の問題と見ることも出来ますし、分詞・比較の文法問題と見ることも出来ます。いずれにせよ、高校英語の基本事項であることには変わりありません。

 

読解

読解問題は2パターンあります。第2問は長文の空欄補充で、大問3は長文の内容一致問題です。

2-A Good Job良い職場とは
近年見られる職場の環境整備について。イギリスの企業を例に挙げて、はたらきやすい企業の在り方について述べられた文章。過去と現在における理想の職場環境の違いをとらえると答えは埋まってくるはず。

2-B Mystery in the Sky 空の不思議
通常の雲より高層に生じる不思議な雲について。ジャンルは科学。1段落は普通の雲とNLCの対比をしっかり見抜く。2問目は段落の読解問題になっている。3問目は英検ならではのInference Question(類推問題)と言えるだろう。本文中のcarbon dioxideやtemperatures riseから選択肢のglobal warmingを類推して結びつけるわけである。易しいが、地球温暖化についての背景知識を持っていないと解答できないという点で他の問題と異なる。

3-A Your Recent Purchaseメール文
内容一致読解の1問目はメール文になっている。今回はオンライン書店で本を購入した顧客へのメールという内容。2問目は、本文を元に「受け手は何をすべきか」という質問になっている。これも英検らしいreal-life形式の設問と言える。準1級以上のリスニングでもこの形式はおなじみだ。

3-B A New Type of Chocolate新しいチョコ
健康に良いチョコレートについての文章。従来のチョコレート→ジュースを使ったチョコレート→水とビタミンCをつかったチョコレートの流れで話が進んで行くことを最初につかむ。3問目の正答の選択肢にあるUp to~(最大で~)の意味をしっかり押さえておくこと。

3-C Female Pioneersコンピュータを創った女性
初期のコンピュータを製作した女性チームについての話。ジェンダー、サイエンスの話をドキュメンタリー風に語っている。選択肢は本文の言い換えになっていることを見抜くこと。基本1段落1問だが、最後の問題だけは文章全体に関するもの。

 

英作文

2級英作文は日常から社会に関するテーマについて80~100語の英文で意見を書きます

その際、理由は2つ書くようにあらかじめ指定されています。

今回のトピックは「子どもがスポーツをする意義」でした。

理由を書く際の観点になるPointsもあらかじめ与えられています。今回は、Heath, Personal interests, Teamworkの3つでした。2級ではこれら以外の観点を自分で考えて書いても構いません。

考えられる意見の組み立て方は次の通りです。

有意義
・健康に良い
・チームワークを学べる
・目標を決めて努力できる

意義なし
・他の興味(音楽など)があるなら、わざわざスポーツをしなくていい
・けがのリスク
・勝つことにこだわりすぎる

以上のような観点から適切に英文を書いていきましょう。

身近な話題であるので、それほど論点を立てるのは難しくなかったはずです。

英検英作文はある程度「型」が決まっているので、それにしたがって書いたら高得点は割と簡単にでてきます。

まずは繰り返し練習して、どんなトピックがきても一定以上の解答が作れるように「型」を練習していきましょう。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です