英検

【最新】2019年第1回英検《2級・筆記》レビュー 解答のポイントを考えよう

2019年第1回の英検2級を振り返ります。語彙問題の基準と成る語彙数や、読解問題・英作文のポイントを中心に考えていきましょう。問題は英検公式サイトにて無料で見ることが出来ます。

短文の空欄補充

2級では短文の空欄補充が20題あります。だいたい単語10題、熟語・語法7題、文法3題という構成になっています。(線引きが微妙な問題もあります。)

 

語彙(単語)

今回もいつも通り、単語問題の全選択肢の単語40語をアルクのSVLで参照しました。

SVL1=1000語、SVL2=2000語レベル・・・と考えてください。

結果は以下。

SVL 語数
SVL 1 1 market
SVL 2 8 certainly, journey, opposite, behave, wipe, murder, brilliant
SVL 3 9 witness, appeal, instrument, yell, twist, temporary, entire, orchestra, foundation
SVL 4 10 meanwhile, overall, ignorance, pronunciation, reverse, incident, maximum, grasp, impose, parliament
SVL 5  10 similarly, currency, frequency, enlarge, consume, qualify, sneeze, civilize, portable, nursery
SVL 6 1 rehearsal
SVL 7 0
SVL 8 1 commute

今回はSVL5以上の単語が12語と、前回の6語から倍増しています。

そのため、(SVLを基準にしたらですが、)前回より少し難しかったということになります。

とは言っても、英検はそれほど回による難易度のばらつきはないので、まあ2級の常識の範囲内のレベルという感じです。

5000語レベルの語彙があるとほとんどの問題は正答できるでしょう。

ちなみに、センター試験に求められる語彙力もこのレベルです。大学入試で英語を武器にしたいなら、高校の早い段階で(遅くとも高2のうちには)2級を取得しておくと、十分難しい入試問題も戦えると思います。

 

語彙(熟語)

熟語問題は7題で、熟語の一部を完成させる形式と、空欄にはいる熟語を選ぶ形式があります。今回の(15)は「熟語問題」と言えるのか微妙な前置詞を選ぶ問題でした。

出てきた熟語は以下。(下線の語を選択する。)

(11)
in first place

(12)
a great deal of

(13)
[be] capable of –ing

(14)
[be] acquainted with 

(15)
[be] sick from –ing

熟語というか、単純に語彙というか、判断が難しい問題もありますね。まあ、どっちでもいいです。

いずれも基本的な連語ですので、準1級以上を目指す場合はこういった語句が英作文や面接で使えるようになっておくといいです。

 

文法

2級には文法問題が3題あります。(準1級以上では文法問題はありません。)

今回出てきた事項は以下。(下線を選択)

(18)
those who (~の人々)

(19)
suppose that (~だとすると)

(20)
half the time that ~ (~にかかる半分の時間)

2級で問われる文法事項は、実際には高校英語初級といった英語の基本的事項を扱います。

(19)は仮定法が出てきていますが、それよりもsupposeという単語がそのまま仮定を表す節を導入するということを、語法として知っておくことが大切です。

 

 

読解問題

読解問題は5題で、前半は長文の空欄補充、後半は長文の内容一致問題です。

 

2-A
The Mysteries of Amber
琥珀の神秘
琥珀が生命の謎の解明にいかに役立ちうるかということについて考察する文章。最終段落は2015年の出来事ですので最近の話ですね。(23)は、後ろのInstead(その代わり~)以下から類推されることを考えると答えは明白です。(本文に正答の言い換えが直接出てきているわけではありません。)

2-B
Changing Slums
スラムへの新しいアプローチ
世界各地に見られるスラム街に対してどういった取り組みをしていくべきかについて述べた文章。現代社会の問題点を提起し、従来の考えを否定しつつ新たな考えを提示する感じが英検らしい文章といえるでしょう。(24)は直後に That is(つまり)とあるので、そこで言い換えがなされています。繰り返し出てくるget rid of(~を排除する)という熟語を知っておかないと本文理解が苦しいのは確かです。

3-A
Volunteer Writing
メール文
内容一致問題の最初は毎回メール文になっています。今回は、ウェブマガジンの記事を書くボランティアを希望している学生へのメール文です。運営側からの指示や受け取り主の応募の動機などをしっかり押さえて読んでいくといいでしょう。Greenzineという雑誌名、どうなんでしょうね・・・。

3-B
Metal Foam
車を支える新たな金属
車を構成する金属のより丈夫な構造についての英文です。導入は交通事故を巡る一般論に始まり、空気を含んだ鉄素材で事故のダメージを克服する方法へと話は進んでいきます。従来の素材の問題点と新たな素材のメリットをしっかり理解しながら読んでいくといいでしょう。設問は段落毎に独立しているので、段落を読んで設問に答えて、という方法で解答することも可能です。

3-C
Counting Every Citizen
インドの住民登録制度
目下多くの貧困層を抱えるインドにおける、国民登録制度とそれがもたらすメリット・デメリットについて。制度自体は日本におけるマイナンバーみたいなものです。(35)は2段落2行目のwith the aim of 以下がヒントになっています。段落の後半を踏まえて、選択肢は本文を簡潔にまとめています。この問題は他の問題と同様、基本は1段落に1問ですが、最後の問題(38)だけ本文全体に関わる問題です。文章全体の主題を扱っているので、本文が理解できたらそれほど迷う要素もないでしょう。

 

英作文

2級の英作文は、80~100語身近な社会問題について考えを述べるエッセイを書きます。

解答の際に2つの理由を挙げることが指定されており、そのヒントとなるように3つのPOINTSが指定されています。ただ、2級の場合はこれらの観点を実際に使うかは任意で、オリジナルの理由を考えても構いません。

今回のトピックは、「今日の人々は、インターネットを使う時間をより少なくするべきか」というものでした。

ネットの是非という、根拠自体はいくらでも思いつきそうなトピックではないかと思います。

自分が書ける範囲内で、しっかりと一貫した主張をするように心がけましょう。100語という語数は決して「何でも書ける」ほどは多くないので、しっかり書く前に論を整理して、短く強く主張をすることを意識するといいでしょう。

 

おわりに

2級の振り返り、いかがだったでしょうか。

試験を受けた人、過去問をやってみた人は、しっかり復習して今後の学習に役立ててください。

準1級は2級からさらに大きくレベルが上がりますが、2級を持っている時点で、あなたはほとんどの日本人よりは英語ができるということです。

2級まで来たのなら、継続すればかならず準1級も超えられるはずです。自分のペースを失わず学習を続けていきましょう。

このサイトでは英検の各分野のポイントや各回の試験の振り帰りを毎回出しています。(2級以上)。

そちらもよろしければご覧下さい。

 

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